ウィークリーマンションほかサブリース/司建物管理(有)
破産手続き開始決定受ける 負債総額 約790億円
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代 表:川又 幸彦
所在地:品川区小山6-4-14
設 立:1962年11月
資本金:5,000万円
年 商:(07/8)19億2700万円
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司建物管理(有)(資本金5000万円、品川区東五反田5-22-37、登記面=品川区小山6-4-14、代表川又幸彦氏、従業員17名)は、3月4日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けた。
申請代理人は、野間自子弁護士(千代田区内幸町2-1-4、電話03-3500-2912)。破産管財人は有住淑子弁護士(千代田区九段南4-7-16、電話03-3234-5381)。
当社は、1962年(昭和37年)11月に設立されたウイークリーマンションなどサブリース会社。出張や受験などの数週間程度の宿泊需要を、家具付き物件の短期賃貸借で対応するウイークリーマンションのパイオニアとして首都圏を中心に全国で展開し、90年11月期の年収入高は約118億800万円を計上していた。
1000億円に達する借入金に頼っていた経営のため、90年3月の総量規制の発動により信用力が低下。大幅な債務超過に陥り、金融機関などからの借入金は整理回収機構に移管され、物件売却を進めていた。ウイークリーマンションの営業権は99年に、マンスリーマンションとオフィスコンパートメントの事業は2004年に別会社に譲渡され、当社は延べ1000室を不動産オーナーから賃借して上記別会社にウイークリーマンションなどをサブリースする業態となり、2007年8月期の年収入高は約19億2700万円を計上していた。
しかし、2009年2月、金融債権者がウイークリーマンション事業の売り上げの大半を差し押さえることとなり、今回の措置となった。
負債は、債権者約22名に対し約790億円。2008年度の不動産会社の倒産としては7番目の負債規模となる。
元記事:東京商工リサーチ
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